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俳句の勉強27 第20週『これからの勉強法』

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皆様、こんにちは

 藤田湘子『新版20週俳句入門』の20週目を勉強しました。やっと20週目。これで、藤田湘子『新版20週俳句入門』の勉強は終わりです。これからも読み返して復習していこうと思います。  

 

 

*実作をくり返すこと 

とにかく実作を繰り返すこと

 

*「今」を「点」で詠む

俳句は、時間・経過を詠うより点をとらえて詠うものである。

対象を広くひとまとめに詠うのではなく、一点に絞って詠う。

全体を表現するのではなく、部分を詠って全体を感じさせる方法が適切である。

発端、経過、完了と分けてみたとき、完了の点で詠うと発端、経過も連想させてくれる。

 

*型のお陰である

型を念頭においた作句をする。

 

*まず「どこで切るか」

基本型の〔四つの型〕のおさらい

型・その1

上 五     中 七     下 五

名月    男がつくる   手打ちそば

季語(名詞)

 

型・その2

上 五     中 七     下 五

寄せ書の   灯を吹く風   雨 蛙

               季語(名詞) 

 

型・その3

上 五     中 七     下 五

金色の    佛ぞおはす    蕨かな

               季語(名詞) 

 

型・その4

上 五      中 七     下 五

はつあらし  佐渡より味噌の  とゞきけり

季語(名詞) 

 一句を作ろうとするとき、まず「どこで切るか」を考えて、型をととのえるようにする。

 

 

*これから歩む道

さしあたっての数年間は、次のような勉強をしていったら効果が上がる。

⑴作句を休まずつづけること。1ヶ月30句は作りつづける努力をする。

俳句は〈作りながら分かってくる〉もの。 

⑵鑑賞書、句集その他の俳書を読んで、視野を広め、鑑賞眼を高めること。

例『近代の秀句』(水原秋桜子著 朝日選書)

そういった本を読んで、自分の感銘した句、好きな句をノートに書く。

⑶俳句専門誌を購読し、その投稿欄に応募して実技を磨くこと。

 ・「俳句年鑑」(角川学芸出版)

 ・「俳句研究年鑑」(角川SSC)

 ・「俳壇年鑑」(木阿弥書店)

 

 

【今日の一句】

螢籠昏ければ揺り炎えたゝす   橋本多佳子