皆様、こんにちは
藤田湘子『新版20週俳句入門』の20週目を勉強しました。やっと20週目。これで、藤田湘子『新版20週俳句入門』の勉強は終わりです。これからも読み返して復習していこうと思います。
*実作をくり返すこと
とにかく実作を繰り返すこと
*「今」を「点」で詠む
・俳句は、時間・経過を詠うより点をとらえて詠うものである。
・対象を広くひとまとめに詠うのではなく、一点に絞って詠う。
・全体を表現するのではなく、部分を詠って全体を感じさせる方法が適切である。
・発端、経過、完了と分けてみたとき、完了の点で詠うと発端、経過も連想させてくれる。
*型のお陰である
型を念頭においた作句をする。
*まず「どこで切るか」
基本型の〔四つの型〕のおさらい
型・その1
上 五 中 七 下 五
名月や 男がつくる 手打ちそば
季語(名詞)
型・その2
上 五 中 七 下 五
寄せ書の 灯を吹く風や 雨 蛙
季語(名詞)
型・その3
上 五 中 七 下 五
金色の 佛ぞおはす 蕨かな
季語(名詞)
型・その4
上 五 中 七 下 五
はつあらし 佐渡より味噌の とゞきけり
季語(名詞)
一句を作ろうとするとき、まず「どこで切るか」を考えて、型をととのえるようにする。
*これから歩む道
さしあたっての数年間は、次のような勉強をしていったら効果が上がる。
⑴作句を休まずつづけること。1ヶ月30句は作りつづける努力をする。
俳句は〈作りながら分かってくる〉もの。
⑵鑑賞書、句集その他の俳書を読んで、視野を広め、鑑賞眼を高めること。
例『近代の秀句』(水原秋桜子著 朝日選書)
そういった本を読んで、自分の感銘した句、好きな句をノートに書く。
⑶俳句専門誌を購読し、その投稿欄に応募して実技を磨くこと。
・「俳句年鑑」(角川学芸出版)
・「俳句研究年鑑」(角川SSC)
・「俳壇年鑑」(木阿弥書店)
【今日の一句】
螢籠昏ければ揺り炎えたゝす 橋本多佳子