仲 秋
二十四節気 白 露
七十二候 鶺鴒鳴 せきれいなく
皆様、こんにちは
『新版20週俳句入門』第9週 「第一作をどう詠んだか」です
これからは実作になります。20代から60代の男女5人のモデルの作った俳句を添削しながら、作り方を習得していく方法で進んでいきます
“自分の作った俳句とくらべてみて、同じような失敗をしていたり、あるいは思いがけずうまくできているらしい、と感じたりしながら、このモデルの歩みと一緒に歩んでくればいい。とにかく、自分で作りながら読み進んでいけば、どこかで必ず「あっ、そうか」と思うことがある。 ”
宿題の二句作りました
かなかなや宿坊の朝午前五時
南風やざっくりと刈る夫(つま)が髪
やっと二句。あまりに何も思いつかないので、角川『俳句』9月号を買い、参考にしました。いいなあと思う言葉もあって参考になりました
歴史的仮名づかいは難しくて間違えそうなので、新仮名づかいでいくことにします
9週で学んだこと
・例句 山吹や山迫りくる高速道
「山吹や」の後に続いて「山迫りくる」とすぐまた山の字が出てくるので、うるさい感じ。「山吹や」を別の花に変える。→「藤咲や」に変えてみる
「高速道」が字余り→「高速路」に変える
藤咲くや山迫りくる高速路
・字余りはダメ
・感傷・観念をそのまま出してはダメ
もっと目に見えたものをフレーズにすることが、俳句では大切
・子どもの句は幼稚になる
俳句は自分の詩、そして自分史を綴るもの。自分の生き方を見つめ、自分のことを詠うもの
・[型・その1]を守ること
中七・下五は一つのまとまったフレーズになっていて、意が通らないといけない
中七・下五は上五の季語とまったくかかわりない内容である
・どれぐらい句を作るか
1日一句、または1ヶ月で三十句 とにかくたくさん作る!
一千句作るとどうやら身についた感じになるらしい!
では、これからも作句に励んでいきたいと思います!
〈今週の暗誦句〉
さみだれのあまだればかり浮御堂
探梅やみさゞぎどころたもとほり
葛城の山懐に寝釈迦かな
うつくしき芦火一つや暮の原
阿波野青畝
【今日の一句】
秋澄むや新幹線といふ書斎
片山由美子